本土企業

UAE「本土」すなわちフリーゾーン外に設立された企業は、さまざまなセクターでの自由な事業活動が認められています。又、本土企業はドバイおよびUAE内の企業や個人との取引に加え、海外の相手と取引をすることができます。

本土企業の最も優位な点は、大部分の業種を対象として大部分の本土企業に外資100%出資が認められている点です。ただし、エミラティ国籍を持つパートナーが必要となる場合がありますのでご注意ください。

ここでは、本土企業の設立における主要ステップをご紹介します。

ライセンスの選択肢に加え、各企業には1,000種を超える商業・産業活動において100%の外資出資が認められています。（戦略的な影響度の高い経済活動においては、100%の外資出資が認められていません。外資100%出資が認められない事業活動リストを表示する）

ライセンス取得が可能な事業活動リストの完全版は、IIDポータルからアクセスできます。

希望のライセンスを選んだら、オンラインで申請するか、又はドバイ全土のサービスセンターを通じて申請できます。

次の法人形態を選択した場合は、外資100%出資が維持できます。

• ゼネラル・パートナーシップ（パートナー数：2～50名）
• リミテッド・パートナーシップ（パートナー数：2～50名）
• 有限責任会社（単独株主/パートナー数：2～50名）
• 非公開株式会社（パートナー数：2～50名）

全ての法人形態について詳しくは、アル・ワジーズ（Al Wajeez）ガイドをダウンロードしてください。

大部分の事業活動においては100%の外資出資が許可されていますが、特定の戦略的セクターや活動においてはそれが認められません。許可されていない事業活動を1つでも対象とする事業を設立したい場合は、エミラティ国籍を持つパートナーが必要となります。

会社の設立プロセスを開始する前に、希望する事業活動が特殊な承認を必要とするかどうかを確認しておきましょう。特殊な承認が必要な場合は、承認が取得できるよう準備を進め、設定されているすべての条件を満足できるよう対応しましょう。

ドバイに滞在/居住されていない場合は、観光ビザ/滞在ビザの取得をお忘れなく。有効な入国ビザ無しに事業の設立はできません。

新設事業の一次承認には、次の書類が必要です。 

• ライセンシー（許諾を受ける側）のパスポートの写し（外国人の場合）又はエミレーツIDの写し（エミラティ国民/居住者の場合）
• 申請者の居住許可証/ビザの写し（非GCC国民の場合）
• 企業の基本定款（単独株主有限責任会社は該当しません）

公開株式会社及び非公開株式会社は、上記に加えて以下が必要です。

• プロジェクトのフィジビリティ・スタディ

ドバイ以外の首長国を拠点とする企業の支店は、更に以下が必要です。

• 親会社の取締役会による「ドバイ支店開設」の決議
• 代表取締役からの認可証
• 親会社の商業登記証明書の写し
• 親会社の基本定款の写し

外資企業又はフリーゾーン企業の支店は、更に以下が必要です。

• 親会社のライセンスの写し 

親会社の書類はUAE大使館及び親会社の登録国の外務省から認証を受け、その後UAEの外務省から認証を受ける必要があります。又、書類はアラビア語に公証翻訳し、UAEの法務省から認証を受ける必要があります。